ガーデニング(園芸)用語辞典
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間接肥料
かんせつひりょう間接肥料とは、作物に取って直接的には養分とはならないが、土壌の性質を改善したり、有機物の分解を促進したりするなど、間接的に作物の生育を促す肥料のことを意味する。石灰、マンガン、木炭、などがこれに当てはまる。
野菜の栽培に際し、土壌の酸度は非常に重要である。多くの野菜は弱酸性から中性の土壌を好む。しかし日本の土壌は多雨のために土中のカルシウムやカリウム、マグネシウムが流れやすく、酸性に偏りがち。その土壌をアルカリ性、中性に傾けるために石灰や木炭、マンガンなどの間接肥料を土に混ぜるのである。
市販の苦土石灰(くどせっかい)にはマグネシウムとカルシウムが含まれている。これは土壌をアルカリ性に傾けるだけでなく、同時に石灰(カルシウム)には作物の根を強くする効果があり、マグネシウムは葉緑素を作るのに必要な要素であるため、作物の生育には欠かせないと言える。
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