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ガーデニング(園芸)用語辞典

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  • 環状剥皮
    かんじょうはくひ

    環状剥皮とは、取り木をするときに用いる方法のひとつを意味する。取り木とは、親木から切り離す前に発根させてから独立させる繁殖方法のことである。すでに発根している状態から取り木をするため失敗は少ないが、大量増殖には適していない。
    環状剥皮は、発根させたい部分に「形成層」と呼ばれる細胞が活発に分裂している組織まで切り込みを入れ、2〜3cm程環状にぐるりと皮を剥いて行なう方法だ。その後切り口を湿らせた水ゴケで覆い、ビニールを巻き付け発根を促す。2ヵ月程でしっかりと発根したことが確認できたら、水ゴケをそっとほぐし取り、新しい鉢に植え込んで活着させる。
    この方法はインドゴムノキなど、木質部がはっきりとしている植物に適しており、果実の実付きを良くする目的で枝だけでなく幹に施すこともある。

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