ガーデニング(園芸)用語辞典
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寒肥
かんごえ・かんぴ寒肥とは、日本において12〜2月の冬季に植物へ与える肥料を意味する。通常、植物は寒い時期にほとんど成長はしない。この時期に肥料を与えることで春の成長期にその効き目を現すだけでなく、1年間の樹木の生長に大きく影響する。この時期、化成肥料は植物に吸収されにくい傾向がある。そのため、寒肥は油かす、牛ふん、鶏ふん、魚粉、骨粉などの有機質肥料をメインにする。そこに過燐酸石灰などと言ったリン酸肥料の多い化成肥料を足すと良い。
与える方法として肝心なのは、樹木の枝先の真下に30cm程の穴を掘って肥料を入れること。穴を掘る際に地下にある根を傷付けてしまうことをおそれがちだが、実際は根を切ることによって新しい根が生えてきてより成長を促すため心配する必要はない。
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