ガーデニング(園芸)用語辞典
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還元分解
かんげんぶんかい還元分解とは、土の中に存在する有機物が分解する形のひとつ。
還元分解は、増殖の酸素を必要としない「嫌気性(けんきせい)微生物」が働くことによって起こる。つまり、空気の流通が悪く酸素が少ない土中において起こる現象であり、十分に分解されず、その大部分が「腐植」となって残留する。腐植が含まれた土は農作物を育てるのには欠かせない。
また、還元分解の対義語として「酸化分解」が挙げられる。酸化分解とは酸素を利用して代謝をする「好気性微生物」が作用し、酸素が多く含まれる土の中で起こる現象。この場合は十分に分解が進み、炭酸ガスやアンモニア、水や硝酸などと言った物質となるため、腐植として残る割合が少なくなるのが特徴である。
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