ガーデニング(園芸)用語辞典
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カロテン
かろてんカロテンとは、カロテノイドという動植物由来の黄色、だいだい色、赤色など、600種類以上ある天然色素成分の中の分類のひとつを意味する。「カロチン」とも呼ばれる。
炭素と水素のみで構成される化合物で酸素原子を含まない。脂には溶けるが水には溶けない性質を持ち、植物によって作られる成分である。緑黄色野菜の色素もこのカロテノイド由来の色。カロテン(carotene) は、だいだい色のニンジン(carrot)が語源となっている。他にも、サツマイモや枯れ葉の黄色などもカロテンの色素である。
カロテノイドはカロテン類とキサントフィル類に分けられ、さらにカロチン類は「αカロテン」や「βカロテン」、「リコピン」などに分けられる。トマトの果実の赤色はこのリコピンが作用することで現れ、実が赤くなることで成熟が認識できる。
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