ガーデニング(園芸)用語辞典
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鹿沼土
かぬまつち鹿沼土とは、群馬県赤城山の大噴火によって放出された火山砂礫(サレキ)が風化堆積(タイセキ)した腐朽軽石(フキュウケイセキ)のことを意味している。栃木県鹿沼地方に産出することからこの名が付いた。
鹿沼土は黄褐色の団粒状で軽く、手で容易に潰すことができる。また、有機物を含まない。保水、通気、排水性に優れているのが特徴。サツキをはじめとする盆栽用の用土として欠かせない物である。病原菌を保有していないため挿し木用土として使われることも。水を含むと薄色から鮮やかな黄色に変化する性質があるため、水やりの際の目安となる。
鹿沼土は酸性度が強いため酸性に弱い植物は向かない。ツツジ、シャクナゲ、アザレア類など根が細かい植物の培養土に適している。また、通気性の高い土壌好む東洋ランの用途にも使用される。
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