ガーデニング(園芸)用語辞典
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返り咲き
かえりざき返り咲きとは、本来開花する時期ではないときに花が咲くことを意味する。桜や梅、藤など花芽の発達、完成が早い植物で良く見られる現象。返り咲きの同義語に「二度咲き」、「狂い咲き」、「不時開花」がある。
主に夏に分化した花芽が異常な日照による高温や干ばつ、台風・竜巻と言った風害が起こったあとなどの天候が温暖である場合に起こりやすい。また、農薬や害虫の影響で落葉したあとにも、しばしば見られる。一度分化した芽や花が落葉することで休眠していたのが解除され、通常開花しない時期に開花してしまう。例えば、花期が終わった春の花が小春日和の頃に再び咲くときに良く使われる。
返り咲きで咲いた花の形は、通常の時期に開花した物と比べてやや小さい。またときには花芽が正常に配列しないなど形態異常になったり、淡い色の花になったりすることもある。ミカンやリンゴの場合、その翌年以降にできる実の状態はおおむね悪い物となる。
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