ガーデニング(園芸)用語辞典
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温床育苗
おんしょういくびょう温床育苗とは、暖かい状態を作り、その環境で苗を育てることを意味する。収穫時期を早める目的で温室などを利用して栽培する、促成栽培の一種である。
わらや落ち葉、米ぬかなどの有機物の発酵熱や電熱線の利用しての加温が一般的。その他にも、ガラスやビニールなどで覆う、苗を作る場所に板で枠を作ると言った用法を用いて加温・保温を行なう。
温床育苗の対概念として、寒冷を防ぐだけで人工的に熱を加えず苗を育てる「冷床育苗」がある。また、温床育苗で作られる野菜には、カボチャ、キュウリ、ゴーヤ、サヤエンドウ、トマト、ナス、などがあり、夏に収穫する物も多くあるため苗作りは冬の間から始まる。苗を育てるためには、温度が上がり過ぎないようきめ細やかな温度管理が必要である。
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