ガーデニング(園芸)用語辞典
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F1品種
えふわんひんしゅF1(first filial generation)とは、異なる純系・近交系の品種を交配して生まれる作物の一代目のこと。「一代雑種」「一代交配種」などとも呼ばれる。
一代目に限り、大きさ、収量、多産生などにおいて安定して作物ができる。このような優良品種を「F1品種」と言う。20世紀初頭、米国でトウモロコシが初めて開発された。日本国内では1948年(昭和23年)にトマトを発売。以降、様々な作物が作られ、日本のほとんどの市販作物がF1品種となった。
作物には、親より品質が優れ、旺盛な生育を示す「雑種強勢」と言う現象がある。両親が遠縁になる程その効果は高い。一代目にこの現象を受けるため、二代目以降は雑種強勢が失われるなど、遺伝的分離がおきて品質が不揃いになる。そのため、同じ組み合わせで交配をし続けなければならない。
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