ガーデニング(園芸)用語辞典
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栄養成長
えいようせいちょう栄養成長とは、葉や茎を作り、株自身が大きくなる成長のことを意味する。植物の成長には二通りある。ひとつはこの栄養成長。もうひとつは「生殖成長」と言い、株自身が大きくなることより、花や実などを育て、子孫、つまり種を作るまでの成長のことを指す。どちらの成長も植物に取って大切であるが、この二つのバランスを取るのが植物を栽培する上で非常に重要。
株自身の栄養成長が進んでいないと生殖成長も進まないのだが、逆に栄養成長が強すぎると生殖成長を妨げてしまう。例えばトマトの栽培では、栄養成長と生殖成長のバランスが取れていると、品質の良いトマトが収穫でき、収穫量も増える。栄養繁殖と生殖繁殖のバランスの取り方は植物によって異なるが、脇芽や一番花、一番果を摘む、水やりに注意するなど、植物をこまめに観察することが必要とされる。
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