ガーデニング(園芸)用語辞典
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いもち病
いもちびょういもち病とは、「いもち病菌」と言う糸状菌がひき起こすイネの最も重大な病気のこと。発生部位により、「苗いもち」、「葉いもち」、「穂いもち」など別の名前があるが、すべて同じ病原菌である。
主な症状としては、葉いもちでは、葉に白色斑点や暗緑色斑点ができ、次第に拡大、内部が灰白色になる。ひどい場合は枯死してしまう。穂いもちでは養分が供給されなくなり、「白穂」という状態になる。
いもち病は、気温15〜25℃、日照不足で雨が多く、葉が8時間以上濡れていると発生しやすくなってしまう。夏に気温が低い冷害時にはいもち病が不作の直接原因となることもある。高温多湿を避け、通風を良くするためのあぜ際の草刈り、いもち病に有効な農薬の散布、抵抗性を持つ品種の栽培、晩苗・多肥を避けると良い。
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