ガーデニング(園芸)用語辞典
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萎ちょう病
いちょうびょう萎ちょう病とは、糸状菌の1種で、カビが原因で起こる病害のこと。根や茎に寄生し、水分の供給が悪くなって下葉の方から枯れてしまう。
重篤な土壌病害である萎ちょう病は、トマト、ナス、カーネーション、アスター、シクラメンなどで発生し、特に暖地での被害が大きい。中でも、最も被害が大きいのはトマトで、高温時に発生しやすく下葉が徐々に黄化萎縮し枯れてしまい、収穫が激減してしまう。萎ちょう病に感染した場所は菌が土の中に潜んでいるため連作を繰り返すと菌が年々増えていき感染率が上がる。発病すると薬剤を使っても完治は難しい。そのため感染したと分かったら株を周辺の土ごと彫り上げて処分をする必要がある。
萎ちょう病は感染をしないように予防することが重要。植え付け前にクロルピクリンくん煙剤で土壌消毒をすると良い。太陽消毒も効果的であり薬剤の使用を避けることができる。
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