ガーデニング(園芸)用語辞典
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異常主茎
いじょうしゅけい異常主茎とは、トマトを栽培する際、茎部分が異常に太く成長したり、茎が裂けて穴が空いたり、成長点が花芽になってしまうなどの症状が現れた状態。茎に穴が空いた様子から「メガネ」とも呼ばれる。
異常主茎が発生すると、その部分以降の茎に付いた花房では実が落ちる、肥大しないなどの症状が現れる。さらに症状が重症化すると、生長点の生育が止まってしまい先端が枯れてしまう。また、病気や害虫などの被害も受けやすくなる。
主な原因として挙げられるのは、窒素肥料分の過多。窒素分が体内で飽和状態になったときに、成長点においてその成分が停滞してしまうことがある。その際、茎の組織が破壊され、周りの成長に追い付けずに茎に穴が空くなどの症状が起こる。こう言った異常主茎を防ぐには、肥料の効き過ぎをなくした適切な土づくりをすることが必要である。
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