ガーデニング(園芸)用語辞典
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石ナス
いしなす石ナスとは、単為結果したために果実が大きくならない状態のナスを意味する。小さいまま石のように固くなってしまい、味も良くないため食用には適さない。通常であれば受粉によって果実が大きくなっていくが、完全に受粉が行なわれなかったため、子房のみが大きくなることによって石ナスが発生する。
石ナスの発生の要因は様々だが、栽培初期の低温障害や、日照不足、水不足、ホルモン不足などが挙げられる。気温に関しては、15度以下の気温の低い時期が続くと、受粉がじゅうぶんに行なわれず単為結果しやすくなってしまう。
石ナスを防ぐには、トマトトーンなどを使用しホルモン処理をすることで受粉しやすくする方法や、じゅうぶんに気温が上がってから苗の植え付けを行なう方法、日照不足の場合は適度に葉を減らすことも効果的である。
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