ガーデニング(園芸)用語辞典
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育種
いくしゅ育種とは、生物において有用な性質を人工的に足すといった、品種を新たに作り出すことを意味する。または「品種改良」とも呼ぶ。
育種は生物が本来持つ遺伝的性質を利用し、人にとってより利用価値の高い家畜や作物の改良や新種の開発を目的とする。期待されるのは品種の生産量の増加や利用部分の増大、温暖な地域から寒冷な地域まで広範囲にいたる適応性、病害虫への耐性、作業のしやすさの改善など様々な側面での向上。育種には、淘汰法、交雑法、接ぎ木法、突然変異法などで優れた性質を選抜し、さらにバイオテクノロジーの利用など様々な方法が用いられる。
一方で、新種の開発は企業間での競争が激化しており、長い年月と手間がかかる新品種の開発は企業秘密とされることが多く、種苗法などで育種家の権利を守り第三者が無断で増殖することは禁じられている。
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