ガーデニング(園芸)用語辞典
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荒木田土
あらきだつち荒木田土とは、以前、東京の荒川区辺りにあった水田地帯を「荒木田原」と呼び、ここから採取された土を意味する。主に壁土や瓦の材料として使用されていた。産地にかかわらず、水田の下層土や河川敷、沼、湖で取れる比較的粘土質の土を指すようになり、「田土」とも呼ぶ。
荒木田土は、ビンや水盤などで湿生植物を栽培する際に使用されることがあるが、粘土質で通気性や透水性が悪く、肥料分もあまり含まれないため単用されることは少ない。一方で、保水性や保肥力が高いため、ピートモスや腐葉土などのやわらかく通気性のある資材と混ぜて植物の栽培に使用される。
また、園芸用以外では、壁土や相撲の土俵の盛り土としても利用。しかし、荒木田土は産出量が限られることから、赤土や赤玉土が主流となっている。
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