ガーデニング(園芸)用語辞典
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油かす
あぶらかす油かすとは、ナタネや大豆などの種実から油を分離した残りのかすであり、有機質肥料の一種を意味する。窒素分が多く含まれており、リン酸とカリの含量が低いのが特徴。ダイズ油かす、ナタネ油かす、綿実油かす、あまに油かす、ゴマ油かす、ヒマシ油かす、米ぬか油かすなどがある。
日本では以前は原料にダイズが多く使用されていたが、ナタネを原料とする油かすの生産量が上回った。ナタネ油かすの窒素は化学肥料に比べると遅効性で、植物に吸収されるまでに時間がかかるため、ゆっくりと肥料の効果が持続するので元肥に向いている。また、油かすは施肥直後には植物に障害を及ぼすことがあるため、種まきや苗の植え付けは施肥から2週間以降にした方が良い。
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