ガーデニング(園芸)用語辞典
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揚げ接ぎ
あげつぎ揚げ接ぎとは、植物を接ぎ木で増やす際に、台木を根ごと掘り上げてから作業場で行なう接ぎ木のことを意味する。植物が畑や鉢などの土に植わった状態でないため、自由に動かすことができ作業が楽だが、移植を嫌う植物には不向きな方法である。揚げ接ぎは移植後に活着しやすい植物に対して行なうのが良い。活着しやすい植物はバラ、カイドウ、ナシ、リンゴ、ツバキなど。
揚げ接ぎを行なう際は、接ぎ木をする約一週間前に台木を掘り上げ、根先を3〜4cm程に切りつめて仮植えしておく。そうすることにより、台木の水揚げが抑制され活着が良くなる。作業する際は、バケツの水に浸すなど、根が乾燥しないように注意することも重要。
一方、台木を掘り上げず植わったままで接ぎ木を行なう方法もあり、「居接ぎ」と呼ばれる。
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