ガーデニング(園芸)用語辞典
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赤玉土
あかだまつち赤玉土とは、植物を栽培するための用土。関東地方に分布する関東ローム層の赤土を乾燥させ、ふるいにかけて一定の粒径で分けられた、団粒構造の土で、一般的に大粒、中粒、小粒と分けられて販売されており、用途によって使い分けをする。
赤土のままでは園芸用土には向かないが、団粒化することにより、団粒内部にできた微細な隙間で保水性が保たれる。さらに、団粒と団粒の間に大きな隙間ができることにより、水はけや通気が良くなるため、植物の生育に必要な保水、排水、通気性をかね備えた土となる。そのため、植物の栽培に使用される培養土は、通気性と水持ちに優れた赤玉土と、微生物を増やして土を肥沃にする腐葉土を組み合わせた物が一般的。
赤玉土には肥料成分はほとんど含まれないが、pH4.0〜6.0の弱酸性でアルミニウムや鉄分が多く、リン酸を不活性化しリン酸肥料の効きが悪くなる場合があるため、使用には注意が必要である。
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