ガーデニング(園芸)用語辞典
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青刈ダイズ
あおかがりだいず青刈ダイズとは、実がなる前に茎や葉の部分を刈り取って、緑肥や飼料として利用するダイズを意味する。一般的に、ダイズの実の収穫を目的とするのではなく、栽培したダイズを青いまま刈り取って利用した物。このように、青刈に用いられる作物は「青刈作物」と呼ばれ、主に青刈ダイズ、青刈トウモロコシ、青刈エンバクなどがある。
緑肥として栽培される場合、生育が容易で肥料成分を多く含み、葉や茎がやわらかく畑にすきこんだ際に分解されやすい作物が適当である。青刈ダイズには、マメ科の持つ根粒菌が空気中の窒素を固定する役割があるため、土壌改善にも役立つ。
飼料として栽培される青刈作物には、マメ科のダイズ、エンドウ、ソラマメなどが挙げられる。青刈の飼料は収穫量が多く、実を採る前に収穫するため栽培期間が短く効率が良い。また、新鮮な生の茎や葉の部分を家畜に与えるため、家畜の食欲増進や栄養価の面でもメリットが大きい。
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