ガーデニング(園芸)用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
アーチ仕立て
あーちじたてアーチ仕立てとは、上部が弓状で門のような形をした骨組を立て、それにつる性植物のつるを誘引し、アーチ状に形づくる仕立て方を意味する。これを庭やアプローチなどに設置することにより、空間を立体的で華やかに演出できる。
アーチ仕立てに利用するつる性植物には、つるバラ、クレマチス、ハゴロモジャスミンなどが挙げられ、中でも、つるバラのアーチ仕立ては「バラアーチ」とも呼ばれ人気が高い。
つるバラをアーチ仕立てにするには、つるをアーチの骨組に沿ってS字を描くように誘引し、交互に麻ひもなどで固定していく。その際、骨組を埋めるように枝を配置し、同時に不要な枝の剪定も行なう。これらの誘引作業は12月中〜1月中旬に行なうと良い。時期が遅れると枝が固くなり誘引の際に枝が折れてしまい、春に行なうと作業中に新芽を落としてしまう可能性もある。
美しく仕立てられたアーチはガーデニング愛好家たちの憧れでもあるが、1年でイメージ通りのアーチを仕上げるのは難しく、植物の成長に合わせて毎年手入れを重ねていくことが重要である。
全国から植物園を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の植物園を検索できます。