植物園情報
チューリップ/ホームメイト
科名 | ユリ科 |
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属名 | チューリップ属 |
原産地 | 中央アジア~ 地中海沿岸 |
栽培の難易度 | 初心者向け |
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植物分類 | 多年草 |
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草丈 | 10~70㎝ |
開花時期 | 3~5月 |
花もち | 1~2週間 |
花色 | 白、赤、ピンク、 黄、紫など |

耐暑性 | 強い |
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耐寒性 | 強い |
世界に6,700種以上もの品種があると言われるチューリップ。
赤、白、黄、オレンジ、ピンクなどの単色系に、縞や絞りなどの模様のある複色系や、カップ咲き、花弁の尖ったユリ咲き、八重咲きなど形も様々です。
大きく華やかな園芸品種もありますが、小ぶりながら素朴で可憐な原種系もおすすめです。
鉢に植える場合、何種類も寄せ植えをするより、同じ種類をかためて植えた方が見栄えが良くなります。
チューリップは土中で冬を越して春に咲く、秋植え球根の代表格です。
比較的簡単に花を咲かせることができますが、大事なのは冬の寒さに遭わせることです。チューリップの球根は冬の寒さを感じて発芽の準備を始め、暖かい春になると待ちかまえたかのように花茎を伸ばし、花を咲かせます。
翌年も球根を利用する場合は、雌しべを取り除きます。花が枯れてきたら茎から花を切り落とし、薄い「液肥」を与え、水も時々やるようにしましょう。
また、葉が枯れてきたら地際で切り取り、球根を掘り上げて目の細かい網袋などに入れ、涼しい場所で保管します。
ガーデニング年間スケジュール
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
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植え付け | ||||||||||||
施肥 | ||||||||||||
切り戻し | ||||||||||||
開花 |
育て方のポイント

10~11月に、日が当たる水はけの良い場所へ球根を植え付けます。チューリップは、球根が腐ってしまうこともありますので、芽がでるまでは土が乾いたら水やりをする程度にします。
鉢植えの場合は、植え付けたらたっぷりと水やりをしましょう。その後は、忘れないように土が乾いたら水やりをするようにします。
植え付け
土作り
有機質に富んだ、水はけの良い土が適しています。赤玉土(小粒)、腐葉土、川砂を7:2:1で配合した土を利用しましょう。市販の「球根の土」でも構いません。あらかじめ「緩効性化学肥料」を混ぜ込んでおきましょう。
植え付け

地植えの場合は、球根5~6個分の深さまで耕し、球根2~3個分の深さに球根4個分の間隔を空けて植え付けます。
鉢植えの場合は、根が伸びるスペースを確保する必要があるため、浅く植え付けます。
チューリップの植え付けは、球根の向きが重要になってきます。球根の尖った方が上になるようにしましょう。
増やし方
葉が枯れたあとに掘り上げ、大きい球根を植えると、翌年も花を咲かせます。しかし、関東地方以南の地域では、開花後急速に気温が高くなり、球根が充実しないうちに葉が枯れてしまうので、球根を太らせることはとても困難です。
手入れ
水やり
植え付けてから芽が出るまでに、時間がかかる植物です。乾燥に弱いので、芽が出るまでは土が乾いていたらたっぷりと水を与えるようにしましょう。
施肥
生育期に薄い「液肥」、もしくは「緩効性化学肥料」を少量施します。
切り戻し
花びらが散ったら、花の部分(子房)を折り取ります。子房は、そのまま付けておくと種ができ、栄養が取られます。葉と花茎は、球根に栄養を貯えるためにとても大切な部分なので、自然に枯れてくるまで決して切り落とさないように気を付けましょう。
その他
チューリップは根が折れると戻りません。一旦植えたあとは移植しないようにします。