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植物園用語辞典

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  • ラトゾル
    らとぞる

    「ラトゾル」とは、土壌の一種で、「成帯土壌」のうち、「湿潤土壌」と呼ばれる物のひとつ。「ラトソル」と呼ばれることも。鉄あるいはアルミニウムの酸化物を多く含むため、「オキシソル」の一種にも分類される。酸化物の影響で赤みが強く、強い酸性を示し、リン酸に欠乏するなど、栄養分は多くないため、農業利用には適さない。しかし日照あるいは降水の条件に恵まれるため、一般にラトゾルの上では、熱帯雨林が形成されている。土壌の酸性を緩和するため、伐採後焼畑を行なうことで、一時的な農業利用が可能に。ラトゾルはアフリカ・南アメリカの両大陸の、赤道を中心とした緯度10度以内の熱帯多雨地域をはじめ、インドネシアやマレーシア、ベトナム、ミャンマー、インドといった東南アジアから南アジアにかけて分布する。

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