植物園用語辞典
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ラインセンサス法
らいんせんさすほう「ラインセンサス法」とは、あらかじめ決められたルートを1〜2km/h程度でゆっくり歩き、出現する動植物の種類を姿や鳴き声で識別、記録し、調査地域の種別個体数や生息密度、季節別・環境別の生息状況を把握するための調査方法。観察道具には、双眼鏡やフィールドスコープ(望遠鏡)が使われる。ルートセンサス法とも言う。主に鳥類の調査に用いられる。早朝に活動する鳥類が多いため、調査は日の出の頃から実施。夜行性のフクロウ類は夜間に行なう。藪の中であまり鳴き声を出さない鳥類は、ラインセンサス法で発見されにくく、鳥類の多様性の把握を目的とした場合、ラインセンサスのような観察による調査方法とともに捕獲を併用すると効果的である。
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