植物園用語辞典
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ライト・トラップ法
らいと・とらっぷほう「ライト・トラップ法」とは、日没後、蛍光灯やブラックライト(紫外線灯)を用いて昆虫類を誘引し採集する方法である。夜間灯火に飛来する昆虫類の性質を利用した採集法。主に、カーテン法とボックス法の二つが挙げられる。カーテン法は、夜間に白布(カーテン)に光を照射し、誘引された昆虫類を採集する方法だ。ボックス法は、日没前にブラックライトの下に昆虫採集用の漏斗と箱を設置する。箱にはステンレス容器などに殺虫剤を100cc程入れ置いておく。明かりに誘引され箱の中に落下した昆虫類を翌朝回収し、採集する方法である。採集には風がなく、暖かくて湿度がある日、そして月が出ていない夜、付近に照明がない場所で行なうのが望ましい。ガ類やコウチュウ類などの走光性昆虫類が多く採集できる。
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