植物園用語辞典
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ほふく性
ほふくせいほふく性とは、植物の枝や茎が地面に沿って伸びていく性質のこと。別名「這い性(はいせい)」「クリーピング性」とも言う。ほふく性植物は地面を覆う目的(グランドカバー)でよく利用される。ほふく性植物には踏まれても丈夫な耐踏性が強い物、日陰でも育つ耐陰性の植物が多い。土のまま放置すると雑草が生えやすいため、手入れの手間を軽減する効果がある。雨による土の流出や泥はねを防ぎ、土壌の乾燥を抑える効果もある。ほふく性植物には常緑で多年草の物、花が咲く物、葉が美しい物、多肉植物等、種類は多い。ほふく性植物の代表として、ツル科植物のアイビー、観葉植物のワイヤープランツ、ハツユキカズラ、アサギリソウ、ディコンドラ、ギボウシ、ミント、クローバー(シロツメクサ)、シバザクラ、マツバギク、タイム、ローマンカモミール、ワイルドストロベリー等がある。また、定期的に管理が必要だが芝もほふく性植物だ。
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