植物園用語辞典
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ボトルネック効果
ぼとるねっくこうかボトルネック効果とは、ボトルの中に多種多様な物が入っていてもボトルの外に出すときには少しの種類しか出てこないというものである。生物学的に言えば、遺伝的多様性の低い集団ができることの例えに使われる。ボトルネック効果が起こる原因として考えられる点は、宅地開発や道路建設など人為的原因により生物が往来できる範囲が狭められることなどだ。往来がしにくいということは、多様性のある生物が交わることができなくなること。そのため、お互いに移動し繁殖のために交じり合うことのできる個体が少なくなっていくことで、偏りの生じた遺伝子のみで交配を続けていくことになる。自然が破壊されることによって生物の居場所が失われることで、世代が進む程多様性が低下していく。
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