植物園用語辞典
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ベイト・トラップ法
べいと・とらっぷほう「ベイト・トラップ法」とは昆虫類の調査などに用いられる採集する方法のひとつ。「ベイト」とは餌のことを言い、餌を「トラップ(わな・しかけ)」にして昆虫類を誘い入れ採集する方法の総称だ。主に地表を歩き回る昆虫類を採集する際に用いられ、例えば、地面に穴を掘り容器を地面と同じ高さに口がくるように埋め、中に肉類や蜜などの餌を入れて採集される。昆虫類の種類数は非常に多く、昆虫の性質を利用して様々な手法を用いて採集するが、「ベイト・トラップ法」の他にも、草や木の枝を棒で叩いて下に落ちた昆虫をネットに受け採集する「ビーティング法」、捕虫網を何回か振りまわし採集する「スイービング法」、夜間に明りに集まる昆虫を採集する「ライト・トラップ法」などがある。昆虫類の調査ではいくつかの方法を組み合わせて採集されることが多い。
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