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植物園用語辞典

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  • プラキストン線
    ぷらきすとんせん

    「ブラキストン線」とは、生物の「分布境界線」のひとつである。イギリスの動物学者、トーマス・ブレーキストンが1883年(明治16年)に提唱し、のちにブラキストン線と命名された。「渡瀬線」と共に、重要度の高い分布境界線とされている。津軽海峡(北海道〜本州間)に設定されており「津軽海峡線」と呼ばれることも。ヒト以外の霊長類の分布北限は、青森県の下北半島におけるニホンザルであり、北海道には分布しない。クマ科の動物では北海道にヒグマ、本州以南にはツキノワグマがそれぞれ生息する。その他の哺乳類についても、津軽海峡を境界に種・亜種が分かれる物が多い。最終氷期における海面低下の際、陸続きになった宗谷海峡と違い、津軽海峡には水路部分が残った。海に阻まれ往来できなかった種について、生息域を分けたと考えられている。

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