植物園用語辞典
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踏み石ビオトープ
ふみいしびおとーぷ「踏み石ビオトープ」とは、「ビオトープ・ネットワーク」を構築するために設けられる、小規模なビオトープのこと。ビオトープ間に、連続した「コリドー」が設定できない場合でも、中継点となる小ビオトープを設定することで、生物が双方のビオトープ間を容易に移動できるようになる。配置が踏み石のように見えることから、踏み石ビオトープと呼ぶ。孤立したビオトープでは、生物が交配を繰り返していくうちに、遺伝的な問題が生じやすくなることが懸念される。また、生物の中には、産卵や繁殖に際してのみ移動する物、成長に応じて生息環境が異なる物もある。ビオトープ・ネットワークの形成は、孤立したビオトープで懸念される問題を解決する、有力な手段だ。
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