植物園用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
浮標植物
ふひょうしょくぶつ「浮漂植物」とは、水生植物における形態のひとつ。「浮遊植物」とも呼ぶ。根を水底に固着しないため、水面を移動することができる。生命を維持するために必要な栄養を水中から吸着するため、生息には富栄養な環境が必要。浮漂植物のうち、よく知られた種としては、水田でよく見かけるウキクサ(ウキクサ亜科の種)、観賞用としても知られるホテイアオイ、イチョウウキゴケなどが挙げられるが、種類は多くない。アカウキクサは水田雑草とされ、日本各地で駆除された結果、絶滅危惧種となってしまった。熱帯性のボタンウキクサは、日本国内では近畿地方などを中心に大繁殖が問題となり、2006年(平成18年)特定外来生物に指定された。
全国から植物園を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の植物園を検索できます。