植物園用語辞典
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フィールド・サイン法
ふぃーるど・さいんほうフィールド・サイン法とは、生物の現地調査方法のひとつ。排泄物、食べあと、足あと、爪のとぎあとといった、動物の活動痕跡をフィールド・サインと呼ぶ。哺乳類の調査に用いられることが多い。日の出や日没といった時間帯に活動し、外敵である人間に対する警戒心が強い種が多い哺乳類は、一般に直接観察が困難であるため、フィールド・サイン法は有力な調査方法と言える。フィールド・サイン法による調査結果は、基礎データとして有用だ。なお、調査に際しては、対象となる動物への影響を最低限に抑えることが留意される。具体的には、動物に対しむやみにライトをあてないこと、子育ての季節である春には、茂みや巣穴のありそうな場所に入ることを控えること、などが挙げられる。
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