植物園用語辞典
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ビオトープ
びおとーぷ英字では「biotope」と表記し、「バイオトープ」と読むこともある。元々は生物学の用語であるドイツ語の「biotop」。日本語で「生物生息場所」のことを表し、動植物や昆虫などが生息できる自然豊かな空間のことをこう呼ぶ。日本で広く知られている「ビオトープ」は田んぼである。稲を育成する一方で、様々な昆虫が棲み、動物が訪れる。鳥獣や害虫被害の点を対策できれば、好ましい環境で食物を生産できることになる。また、川などを清掃し、ホタルなどの虫や魚が安心して暮らせるように環境を整えたものも、ビオトープのひとつ。こうしたビオトープは、環境資源になる可能性を持っており、観光業界では大いに注目されている。また、旅館などでは庭園における防虫対策をあえて行なわず、自然のままの環境を特徴としている場合も。主に、子ども向けの学習施設のひとつとして扱われる。
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