植物園用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
八田線
はったせん「八田線」とは、生物の「分布境界線」のひとつ。宗谷海峡(サハリン〜北海道間)に設定されているため、「宗谷線」とも呼ばれる。1910年(明治43年)に、日本の動物学者、八田三郎により提唱された。両生類、爬虫類及び淡水産無脊椎動物のうち、北上していった種の多くが、北海道を分布の北限としていた。八田はそこに着目し、宗谷海峡に、動物の分布境界線があることを提唱。日本北部に設定された、動物の分布境界線のうち、著名かつ重要な物としては、哺乳類及び鳥類の分布をもとに、津軽海峡(北海道〜本州間)に設定された「ブラキストン線」がある。哺乳類以外の分布については、八田線のほうがより高い重要性を持つとされている。
全国から植物園を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の植物園を検索できます。