植物園用語辞典
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熱回収
ねつかいしゅう「熱回収」とは、循環資源のうち可燃物を燃焼させた際に発生した熱を、すべて環境に放出するのではなく、一部を回収してエネルギーとして利用することを言う。サーマル・リサイクルとも呼ぶ。日本において熱回収は、資源の循環利用として、再使用、再生利用に次ぐ重要性を持つものと位置づけられている。根拠は、2000年(平成12年)に公布された「循環型社会形成推進基本法」第7条である。さらに、2010年(平成22年)の「廃棄物処理法改正」においても、焼却時に発生する熱の利用を促進する内容が盛り込まれた。一般的な熱回収の例としては、清掃工場等における温水の熱源及び冷房のエネルギー源としての利用、廃棄物発電がある。ヒートポンプなどを利用することで、より高い効率での熱回収を可能とする試みも行なわれている。
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