植物園用語辞典
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特化種
とっかしゅ「特化種」とは、様々な動植物種のうち、餌となる物、共生できる動植物、生息場所の水質や塩分濃度など、ごく限られた特殊な環境でのみ生息できる種のこと。特化種は、生息場所の環境の変化や外来種の侵入や持ち込みにより、絶滅の危険性が高くなりやすいため、生息場所や周辺環境の保全及び外来種の侵入を防ぐことが求められる。1992年(平成4年)に、国内外の野生動植物種の保全を体系的に図ることを目的とする、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)」が制定された。また、特化種は環境の些細な変化にも敏感で、適した環境条件から少しでも外れると姿を消してしまうため、実施している環境保全の効果を把握するための「保全目標種」とされることがある。
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