植物園用語辞典
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天然土壌
てんねんどじょう「天然土壌」とは、自然に生み出された、人の手が加わっていない「土壌」のこと。「土壌」とは、一般的に「土」と呼ばれ、地球の陸地の表面を覆う物質層のこと。岩石や地層は太陽の光に当たり、風雨にさらされ、気温や気候の変化を受けて、長い年月をかけて風化し、分解されて表土となる。「土壌」は、その表土に多くの生物が発生して生命を維持する活動を行ない、またその発生した生物の遺体等が微生物の活動により分解・変質した物質が堆積したり、そのうちの一部が分解されてできた炭素化合物と、岩石や地層が分解されてできた鉱物や二次的に生成された鉱物とが混じって、さらに水が浸みたり水に溶け出す等して、長い年月の間に堆積したある厚さの部分が層状にいくつかに区分されるようになった物である。
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