植物園用語辞典
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定性採集
ていせいさいしゅう「定性採集」とは、底生動物(水域の中でも底質に生息する生物の総称である)を採集する調査方法のひとつ。採集面積を決めずに環境の異なる複数の場所(河川、湖沼、ダム湖、海洋)で、特定の環境要素にどのような生物が生息しているかを調べる調査である。「定性採集」は、多くの環境に生息する底生動物の採集が目的。その調査場所にどのような動植物が生息しているかを知ることに適している。植物帯や飛沫帯といった異なる環境において採集を行なうことで、調査範囲内の底生動物相を把握することができる。採集にはタモ網やサーバーネットなどが用いられる。「定性採集」の注意点は、異なった環境の成果を混ぜないことだ。
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