植物園用語辞典
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朝鮮海峡線
ちょうせんかいきょうせん「朝鮮海峡線」とは、動物分布海峡線のひとつで、対馬海峡と朝鮮海峡との間に引かれた線のことを言う。対馬を挟んで本土側を東水道、朝鮮半島側を対馬海峡西水道と呼ぶ。日本固有種のアカネズミやカワネズミが生息。動物分布境界線はこの他に、宮部線、八田線(宗谷線)、ブラキストン線、対馬線、渡瀬線、三宅線、蜂須賀線がある。分布海峡線の最初は、アルフレッド・ラッセル・ウォレス(イギリスの博物学者)が実地調査を行ない、2つの異なる地域に分ける分布境界線を特定した。「朝鮮海峡線」と対馬海峡線に挟まれた対馬は、大陸から移動してきた種と日本から移動してきた種が混在している両系混生地域で、両方の特性を持った推移地区になっている。
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