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植物園用語辞典

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  • 抽水植物
    ちゅうすいしょくぶつ

    「抽水植物」とは、根や根の茎は水の底に張り、葉や茎が水面より上に伸びている、水生植物のひとつ。または「挺水植物」とも言う。汽水域(淡水と海水が混じりあっている水域)に育つ植物や、伸びた茎が浮かんではいずる「半抽水植物」を含む。ガマ、ヨシ、マコモ、フトイ、ハス、アシカキ、シオクグなど。生育している土壌が乾燥しなければ生存し続け、水深0.5〜1m程の深さの水辺に育つ。根に酸素を与えるための通気組織が葉や茎にはあり、基本的には、葉や茎の機能や構造は陸上の植物と同じ。水面下に沈みすぎると生息するには限界があるため、水中植物とは違う。護岸工事や埋め立て、地域の開発に伴う水質悪化や地下水位の変化により、抽水植物群集がだんだんと無くなりつつある。

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