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植物園用語辞典

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  • 他感作用
    たかんさよう

    他感作用とは、植物が放出する化学物質により、他種植物の生育を阻害、もしくは促進する現象のこと。1937年(昭和12年)に、植物学者であるモーリッシュにより「アレロパシー」として提唱され、1977年(昭和52年)に「他感作用」と和訳された。研究分野においては「アレロパシー」と表現されることが多く、動物や昆虫・微生物に対する作用に関しても用いられている。空き地などにセイタカアワダチソウが優勢繁殖する場合に、他植物の生育を放出された化学物質によって抑制する作用が、日本における他感作用の代表的な事例。農業の分野においては、環境問題の観点などから、除草剤を使用するよりも他感作用による雑草除去に利点がある。そのため、特定の雑草のみ生育を抑制するなど、他感作用の活用について研究が進められている。

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