植物園用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
水害防備保安林
すいがいぼうびほあんりん水害防備保安林とは、森林法で定められた17種類ある保安林の内のひとつ。水防林や野林、万力林などと別の名称で呼ばれる地域も。河川の洪水や氾濫したときなどに、水の勢いを止めたり和らげたりするなどの効果があり、流されてきた木や土砂などをある程度止めることもできるため、民家や農地などへの被害を抑制する働きがある。また、水害防備保安林が生い茂っていることにより、堤防を壊れにくくする機能も持つ。水害防備保安林として指定されている所には、竹が茂っていることが多く、気候や立地の特性により竹だけではなく、アカマツやケヤキなどが茂っている所もある。かつて地域住民などにより作られた河川工法のひとつであるが、近代的な治水工法や社会の変化により水害防備林の管理がされず、減少傾向だ。
全国から植物園を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の植物園を検索できます。