植物園用語辞典
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森林生態系保護地域
しんりんせいたいけいほごちいき森林生態系保護地域とは、天然林の保護・管理のために保護林制度の中で指定されている保護林の区分のひとつ。自然環境維持や野生動植物の保護、学術研究に役立てることなどが目的。森林生態系保護地域に指定する基準としては「1000ha以上の規模で、国内の主な森林帯を代表する原生的天然林の区域」「500ha以上の規模で、そこでしか見ることのできない特徴がある原生的天然林の区域」とされている。保存に関しては、手を加えずに厳正に維持するコアエリアと、周辺に緩衝エリアとして森林でのレクリエーションや森林整備を行なうバッファーエリアを設けて、保護と活用をしている。保護林制度は国有林野事業であるため、森林生態系保護地域として指定、保護されるのは国有林のみ。民有林にも保護すべき地域は多く、制度の課題でもある。
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