植物園用語辞典
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純一次生産力
じゅんいちじせいさんりょく純一次生産力とは、あらゆる植物が光合成により産出した有機物の量から、産出する際に使われたエネルギーの分を差し引き残ったものである。1964年(昭和39年)から10年間において、地球上のすべてにおける純一次生産力の総量を調べる計画が実施され、534億tもの量が地球上で生産されていることが分かった。地球の温暖化により、純一次生産力の増加が見込まれてはいるが、著しく変化を続ける気温に植物が対応できるかによる。純一次生産力は気象の変動や二酸化炭素の濃度、または人間が土地に手を加えること等の原因により日々変化していく。世界中で多くの研究者により研究が進められ、研究結果が発表されてはいるが、様々な測定方法により誤差も多く、正確な値を導き出すのは難しいのが現状である。
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