植物園用語辞典
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樹林帯
じゅりんたい樹林帯とは、川の堤防やダム貯水池沿いの樹林のこと。樹木によって水の流れの勢いが弱まり、堤防の決壊を防いだり、洪水による被害を軽減したりすることを目的に設置される。またダム貯水池においては、土砂や濁水の流入を防いで水質を保全する役割を持つ。樹林帯は1997年(平成年)の河川法の改正で、河川管理施設に加えられた。樹林帯区域に指定され、河川改修事業で整備・保全が行なわれる。治水、利水以外にも、川沿いに樹林帯を設けることで、生物の生息に適した環境となり、また景観が改善されるという効果がもたらされる。樹林帯の土壌を通過することで雨水が浄化されたり、降水を土壌に蓄えたりする働きも持つ。地域住民の憩いの場となることも期待される。
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