植物園用語辞典
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シャーマン型トラップ
しゃーまんがたとらっぷシャーマン型トラップとは、ノネズミ類などの小型哺乳類を捕獲する際に最も多く用いられる捕獲用の罠のこと。ピーナッツなどネズミを誘引するための餌を入れて設置する。トラップの床と扉が連動しており、餌につられてきたネズミなどが床のステップを踏むと扉が閉まる仕組みになっている。折り畳み式で、持ち運びに便利。哺乳類等の生物分布調査には通常、フィールド・サイン法という目撃や足跡、フンなどで確認する方法が用いられるが、フィールド・サイン法では種の判別が難しいネズミ類やモグラ類は、実際の確認のために捕獲が必要だ。この場合に、生きたまま捕獲ができるシャーマン型トラップが用いられる。しかし、金属製であるため捕獲した動物が凍死してしまうことも。あらかじめ綿などを床に敷いておくことで、捕獲動物の生存率が高くなる。
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