植物園用語辞典
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指標種
しひょうしゅ指標種とは、ある特定の条件下の環境で生息している代表の生物の種類。指標生物と呼ばれることも。環境調査などで指標とされる。水辺に住む生物で考えるときには、水質の階級ごとに指標種が示されている。きれいな水に住む指標種としてサワガニやウズムシ類、汚れた水ではサホコカゲロウやヒル類、大変汚れた水ではイトミミズやセスジユスリカなど。特定の場所で発見された生物の種類から、生息する場所がどのような環境であるかを推測することもできる。例えば、サワガニが発見された場所はきれいな水質であることが分かる。研究や調査によって水質の違いや、汚濁物質の内容、濃度によって生息する生物が異なることが明らかになっているからだ。
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