植物園用語辞典
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自然環境保全基本方針
しぜんかんきょうほぜんきほんほうしん自然環境保全基本方針とは、1972年(昭和47年)に制定された「自然環境保全法」に基づいて、自然環境の保全に関する基本構想と、自然環境保全地域等に関する基本的事項を定めたもの。この中で、自然は人間にとって大きな恩恵をもたらすものであり、それは経済活動を支えるためだけではなく、それ自体が豊かな国民生活に欠かせないものである。また原生自然環境保全地域、自然環境保全地域、都道府県自然環境保全地域は「自然環境の保全に関する基本構想」に基づいて適切に保全しなければならない、と述べている。施策の具体的な方向として挙げられているのは、自然地域を適切に管理すること、大規模な開発には十分な注意を払うこと、自然に関する調査・研究を進めることなどだ。また国民に関しては、環境教育によりモラルを育成し国民の理解を深めること、野外レクリエーション政策により、国民と自然の交流と自然環境の適正な保全を図ること、などとしている。
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