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植物園用語辞典

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  • シードバンク
    しーどばんく

    シードバンクとは、地表に近い土の中に眠っている埋土種子の集まりのことで、里山などに多いとされる。土壌の中はいくつもの層になっており、表面から2番目の層で落ち葉などが腐植化した有機物と、石や空気などの無機物が混ざり合っている溶脱層にシードバンクが存在する。休眠する性質がある種子は光があたるまで長い間発芽することなく待つため、光が当たらない場所であることもシードバンクができる大事な要素だ。地上で絶滅してしまった種はシードバンクから種子を取り出し、再生することもできる。在来種を守るために、シードバンクの外来種を把握し発芽を抑制することや、在来種の発芽を促進することなども行なわれる。工事などにより土を移動させると、シードバンク内の種子は移動先で発芽してしまい、生態系が崩れることにもつながるため、もとの場所に戻す配慮も必要だ。

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