植物園用語辞典
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里山
さとやま里山とは、人間が原生林などの自然を、長い年月をかけて作り上げた薪炭林や水田などの景観・環境がある地帯のこと。人間の住んでいる都市と人間がいない大自然との間に位置する。森林の整備をして木材や食料を手に入れ、農耕地を使い作物を育て、使いやすいように水路やため池などを作り、自然と人間が共存している場所が里山だ。集落に人間が住まなくなると農耕地が荒れ、薪炭林にも人間の手が入らず荒れてしまうため、動植物が生存できなくなり、自然資源が供給されなくなることが懸念される。里山ではその地域ならではの生態系が構築されており、それを壊さないためにも人間が里山を常に利用して藪やゴミ捨て場にならないようにしていくことが求められる。
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